形態と視覚について
形態を認識する視覚には明暗視、色彩視、形態視、運動視の4つがあります。丸いテーブルを斜め上から見たとき、楕円でなく円形に知覚されます。経験などの情報を加味し調整して認識したためで、これを形態の恒常視といいます。一方、誤って認識する場合があり、この視覚の過ちを錯視といいます。
地と図の関係について
形として認識するものを図といい、その背景を地といいます。ある図を見る場合、周囲との関係によって違って見えます。図になりやすい条件は「凹と凸では凸のほう「視野の中央にあるもの」「対称形のもの」「囲まれたもの」「明度の高いもの」「寒色より暖色」「静止よりも動くもの」などがあります。
空間の見え方について
人間の視線の方向は水平より10~15度下向きで、視点高(アイレベル)は、立位約150cm、床座位約70cmです。したがって、和室では低い位置に視線の集中するフォーカルポイントを置くとよいでしょう。フォーカルポイント(focal point)とは焦点のことで、視線が集中するところです。インテリアでは注目を集め強調する部分です。