人間工学の意義とは
人間工学の意義とは道具、機械は「機能」「性能」「デザイン」がよいだけではなく、「使いやすく」「安全」でなくては現代社会には受け入れられません。人の能力を客観的にとらえ、物(道具、機械など)と調和を図ることを目的とした科学、学問が人間工学なのです。
人間工学に基づいたいすの設計
今まで立っているのは苦しく、座っていれば楽だとされていましたが、人間工学の研究で立っていると背筋がS字に曲がり状態が楽になり、座った姿勢は骨盤を後方に回転させることによって背骨がアーチ形になり、内蔵が圧迫されて苦しくなることがわかってきました。無理をしないで座れるいすを作るために、人間工学の見地から考えることが大切です。
人間工学に基づいた机の設計
机、作業台、カウンターは準人体系家具(セミアーゴノミー系家具)と分類され、人体系と建物系家具の中間に位置し、高さの方向の計画は人体によって水平方向の計画は建築空間の制約で決定されます。机の高さはいすの高さ+差尺で決めると作業のしやすい環境を作ることが出来ます。
人間工学に基づいたベッドの設計
立っているときの人間の背骨のS字型の曲がりは、40~60mmですが、寝ているときの快適な曲がりは20~30mmです。ベッドは硬くなりすぎると支持面が保たれるのが痛いです。逆に柔らかすぎると姿勢が保てず寝苦しいです。そのためベッドのクッション構造は、柔らかい層、硬い層、衝撃を吸収する層の3層構造で身体を支えるようになっています。これらのことを踏まえ、人間工学にも則った形のベッドが好ましいです。